根底にある自信

私は姪バカである。

姪のモンペ2号(1号は勿論、姪の母である妹)を自称してまして、姪ラブ極めてる自信だけは大いにある。


そしてうちの姪ちゃんタレント活動はじめたの。

原宿歩いてたらスカウトされたんですって!

うん、うちのマジ天使な姪ちゃんは芸能事務所が大挙して押しかけるに決まってる美人さんだもの当たり前よねえ←

※実際、大手の名刺を数枚いただきました。

その大手の中から選んで契約をしましてタレント活動を開始いたしました。


そして、某配信サイトでやってたイベントは配信サイトにその為に初めて登録したのに決勝までコマを進めたり

ほんと、悪くはないスタートは切れてる芸能活動なのですが、その配信中に彼女の言った一言で「あぁ、彼女の周りにいる大人として私、良くやった。」と全てが報われた気持ちになりました。


「一人っ子なのもあるんですけど、めちゃめちゃ可愛がられて育ってまして」


これ、実は私たち姉妹の姪っ子育てのメインテーマでした。

「愛してる、愛されてるってわかるように育てよう」

これが本当に彼女を育てる上での最大のプロジェクトテーマ。

愛って伝わらないと愛じゃない。

伝わったところまで、相手が受け取るところまでやって初めて「愛した」ことになると思ってます。

そして愛されてることが実感として根ざしていればきっと「愛すること」も出来る。

そして愛されてる、愛された自信が有れば自己肯定感がきちんと育まれる。

そう思って私は出来うる限りの愛を注いでいる。


した事はとにかく愛する事。

猫かわいがりはしてるように見えるらしいんだけど、締めるところは締めてます。

姪っ子にお姉と呼ばれてる(家族全員そう呼ぶんだもの)私

「お姉に叱られた時はよっぽどだし、怖い。」

おもちゃを欲しがっても

「今日は買う約束してません。買いません。お約束守らないならお家帰ります。」

※無闇に玩具とお菓子は与えなかった

手をつないで歩く約束してた時に破ったら

「なんでおてて繋ぐかお話ししましたね?迷子になったらお姉は困るし悲しいです。お約束したのにしてくれないならお家に帰るしかありません。」

試験勉強してなかったら

「なんで勉強しないとダメなの?って気持ちはわかる。何に二次関数や代入を使うんだってのもわかる。でも学べる脳みそは今しか作れない。学びたいものを学ぶ時に頭の容量を増やすためにやりなさい。損はしない。」

と諭していた。勉強は好きにならんでいいけど学び方は覚えてほしい。


でも、一緒に住んでた頃は赤子だったけど必ず可愛い可愛いと褒め続けてたし

離れて住うようになっても会うたびに世界で一番大切だよ、可愛いよ、おめめぱっちりさんでお鼻もしゅっとしてて美人さんよと褒めそやしてた。

いや、実際可愛いし美人だし顔面戦闘力はフリーザ様級だと思うよ?

でも、どんなに「造作の」可愛い子でも「可愛がって」育てないと可愛くはならんのですよ。主に精神と所作が。

それを姉妹揃って痛感してるのだ。

母親に容姿を褒められたことより、姉は妹に、妹は姉に、そして2人とも友達たちと比べられた経験ばかりだ。

結果、皮肉のように卑屈で可愛げのないメンタリティの妙齢のこじらせ女2人が生成されたわけですよ。

これ、駄目ね。

万が一如何にもこうにもならん容姿だったにしても貶したら駄目。

更にブスになる。


なので、絶対何か褒めて育てよう。

髪質でもいい、指先でもいい、何かあるはずだ。

薔薇を育てるように可愛いという言葉の水を与え続けるんだ、とふたりで決めて育てた結果が

あの発言であり、自己肯定感であり、天使にも勝る可愛らしさ、なんだと思う。


女の子だけ、じゃないと思う。

でも女の子だったら特に、容姿は否定せず育ててほしい。

それだけで屈託のない笑顔をする力がその子には湧くはずだと思うのです。

そんな笑顔をし続けることができる子なら、平均点以下の容姿だったとしても「愛嬌」のある子に育つはずです。

愛嬌のある子は愛されますから、本当に。


だから、私はこれからも恥ずかしげも臆面もなく言い続けようと思う。


うちの姪っ子マジ天使!